
Habboホテル(サイト)情報・マニアックシリーズ
かなり長くて難しいかも。
興味ない人には全く意味無し。
でも、私自身が、ずっと前からまとめたかった資料です。
たぶん、webの仕事をやってると無視できない分野です。
みどり同盟とはほとんど無関係ですが、Habboホテル関係者にはあながち無関係ではないと思われます。
そのあたりも含めて、マニアックな情報です。
今回は、これもまた、国内外/公式サイト/ファンサイトを問わず、誰もやっていないことを実現してしまいます。
似たようなことを考えてみているサイトはあったのですが、こっちは実際に約2100個のドメインの取得状況を全部調べました
■ まずは、カントリーコードって何なの?というお話
以前紹介した記事・
各国Habboホテル・ロゴの違いでも出てきましたが、Habboホテルのサービスが運営されている国の、Habboホテルのサイトのドメインは、
habbohotel. のあとに2文字のカントリーコードをつけたものになります。
簡単に言ってしまうと、カントリーコードはそのドメインの管轄国を表していて、URI(URL)の一番右側に付くこの部分を第一レベルドメインと呼んでいます。
また、第二レベルドメインというものが数種類あり、それぞれの国で付け加えたりしています(
co.jp の
co のように、カントリーコードの前に付け加える)。
■ カントリーコードではない第一レベルドメイン
また、必ずしも国を表しているわけではないドメインもあります。
com、org、net などは元々アメリカ合衆国限定のものでしたが、現在では世界中で使えるようになりました。
つまり、
md.mediabird.jp は本来アメリカ合衆国のドメインで、企業・団体を表しているということになります。
本当は
midori-doumei.org(非営利組織)の方が意味的には合っているのですが、日本では
com の方がメジャーなため、覚えやすさを考慮してこちらを取得しました。
みどり同盟ブログのドメインは日本のカントリーコードを含むドメイン
midori-doumei.jp ではありませんが、代わりに
みどり同盟.jp という日本語ドメインを取得しています。
■ ドメインの取得
ドメインの登録にはお金がかかりますが、取得できるかどうかは単純に早い者勝ちです。
md.mediabird.jp を登録したくても誰かが先に取得していたのでは、泣く泣く別のドメインを探すしかありません。
もしも
md.mediabird.jp を別の人・団体がすでに取得していたとして、仕方なくこちらで取得したのが
midori-doumei.jp ならまだわかりやすいですが、日本ではあまり馴染みのない
midori-doumei.am(アルメニア共和国のカントリーコード)だったり、
midori-doumei.dz(アルジェリア民主人民共和国)だったりすると、なかなか人に伝えにくいですよね。
tv なんかはツバルという国のカントリーコードですが、テレビ関係のサイトだと覚えやすいという理由で、日本でも取得しているところがありますね。
≫
http://www.bsfuji.tv(BSフジ)
md.mediabird.jp もそうですが、海外のカントリーコードを含むドメインを取得することに問題はありません。
BSフジのドメインでも、誰もフジテレビがツバルにあるとは思っていないわけで
■ カントリーコードの規格
カントリーコードは
ISO 3166-1 という国際標準規格と
ccTLD という規格で定められています。
両者は厳密に一致しているわけではありません。
例えば、
ISO 3166-1 の
su(ソビエト連邦)はすでに民主独立化して崩壊したため、
am(アルメニア共和国)、
az(アゼルバイジャン共和国)、
by(ベラルーシ共和国)、
ee(エストニア共和国)、
ge(グルジア)、
kg(キルギス共和国)、
kz(カザフスタン共和国)、
lt(リトアニア共和国)、
lv(ラトビア共和国)、
md(モルドバ共和国)、
ru(ロシア連邦)、
tj(タジキスタン共和国)、
tm(トルクメニスタン)、
ua(ウクライナ)、
uz(ウズベキスタン共和国)に分かれている…という具合。
■ さぁ、いよいよ本題
では、
habbohotel ドメインのカントリーコードはどこまで(どれだけの国で)取得されているのか。
前述のようにドメインは早い者勝ちですので、先に取られていてはどうしようもありません。
記事・
Habboホテル・サイトの変遷で紹介したように、実際にサービスがスタートする前からドメインをキープしておく必要があります。
つまり、これを調べれば、次にHabboホテルのサービスが開始される国がわかる可能性が高いということになります。
さしあたって、取得したドメインでサービスが開始されていない国については、同じ公用語が使われている国のドメインへジャンプするような設定になっています。
同じ公用語が使われている国がない場合には
com(アメリカ合衆国)へ飛ばされたり、同じ公用語の国があるのに別のサイトに飛ばされたり…これといって統一性はないようです。
ドメインを取得した企業が違ったりもしますので、一概には言えません。
取得した会社、個人名も調べられますが、ここには書きません。
公開されている情報であり、公開するべきではない個人情報というわけではありませんが、誰でもweb上で調べられますので、興味のある方は下記を参考にがんばってみてください。
海外の国名の日本語化は、2005年11月現在の我が国の外務省の解釈(つまり日本国の正式な解釈)に則っています。
各項目、アルファベット順に掲載しています。
末尾に☆があるのは、sulakeとの関連が不明なドメイン。
■ サービス運用中
habbohotel.
ca(カナダ)
habbohotel.
ch(スイス連邦)
habbohotel.
de(ドイツ連邦共和国)
habbohotel.
dk(デンマーク王国)
habbohotel.
es(スペイン)
habbohotel.
fi(フィンランド共和国)
habbohotel.
fr(フランス共和国)
habbohotel.
it(イタリア共和国)
habbohotel.
jp(日本)
habbohotel.
nl(オランダ王国)
habbohotel.
no(ノルウェー王国)
habbohotel.
se(スウェーデン王国)
habbohotel.
com.sg(シンガポール共和国)
habbohotel.
com(アメリカ合衆国)
habbohotel.
com.au(オーストラリア連邦)
habbohotel.
co.uk(英国
※1)

ここでの注目ポイント
・2005年11月現在、Habboホテルのサービスが運営されている国は上記16ヶ国。
・アメリカ合衆国はカントリーコードの
us を使っていない。
・シンガポール共和国、オーストラリア連邦、英国は第二レベルドメインを使用している。
■ 取得済みで、サービスが運用されていない第一レベルドメイン(→ジャンプ先ドメイン)
habbohotel.
ae(アラブ首長国連邦)→ジャンプなし&ファイルなし
☆
habbohotel.
at(オーストリア共和国)→
ch(スイス連邦)にジャンプ
habbohotel.
be(ベルギー王国)→
nl(オランダ王国)にジャンプ
habbohotel.
cl(チリ共和国)→
es(スペイン)にジャンプ
habbohotel.
cn(中華人民共和国)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
cz(チェコ共和国)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
fm(ミクロネシア連邦)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
☆
habbohotel.
hk(香港;中華人民共和国)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
habbohotel.
hu(ハンガリー共和国)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
☆
habbohotel.
gr(ギリシャ共和国)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
in(インド)→ジャンプなし&ファイルなし
habbohotel.
li(リヒテンシュタイン公国)→
ch(スイス連邦)にジャンプ
habbohotel.
lt(リトアニア共和国)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
lv(ラトビア共和国)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
nu(ニウエ;ニュージーランド)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
ph(フィリピン共和国)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
habbohotel.
pl(ポーランド共和国)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
habbohotel.
pt(ポルトガル共和国)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
habbohotel.
ro(ルーマニア)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
ru(ロシア連邦)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
sg(シンガポール共和国)→
com.sgにジャンプ
☆下記参照
habbohotel.
tm(トルクメニスタン)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
☆
habbohotel.
tv(ツバル)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
us(アメリカ合衆国)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ

ここでの注目ポイント
・アメリカ合衆国はカントリーコードの
us も取得しているが
com に転送している。
・
上記☆ シンガポール共和国は
com.sg をメインとしているが、
sg もホームページのみ運用(どこかクリックで
com.sg にジャンプ)。
■ 取得済みで、サービスが運用されていない第二レベルドメイン(
co )
habbohotel.
co.at(オーストリア共和国)→
ch(スイス連邦)にジャンプ
habbohotel.
co.gg(英国領ガ−ンジィ島)→
google検索結果にジャンプ
habbohotel.
co.hu(ハンガリー共和国)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
co.il(イスラエル国)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
co.in(インド)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
☆
habbohotel.
co.kr(大韓民国)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
☆
habbohotel.
co.nz(ニュージーランド)→
com.au(オーストラリア連邦)にジャンプ
habbohotel.
co.za(南アフリカ共和国)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ

ここでの注目ポイント
・オーストリア共和国は第一レベルドメインも取得しているので、かなり本気モード。
・
ggドメインは英国領ガ−ンジィ島のカントリーコードだが、大手web検索サービスgoogleが検索サービスとして利用している(こんなサービスを認可してもらえるgoogleって…認可する英国領ガ−ンジィ島って…)。
・インドの第一レベルドメインはsulakeが持っているが、第二レベルドメインは別の会社(ドメイン管理会社)が持っている。
■ 取得済みで、サービスが運用されていない第二レベルドメイン(
com )
habbohotel.
com.ar(アルゼンチン共和国)→ジャンプなし(プロテクト)
☆
habbohotel.
com.cn(中華人民共和国)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
habbohotel.
com.es(スペイン)→
es(スペイン)にジャンプ
habbohotel.
com.fr(フランス共和国)→ジャンプなし&ファイルなし
☆
habbohotel.
com.mx(メキシコ合衆国)→
es(スペイン)にジャンプ
habbohotel.
com.pe(ペルー共和国)→
es(スペイン)にジャンプ
habbohotel.
com.pl(ポーランド共和国)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
com.pt(ポルトガル共和国)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
habbohotel.
com.tw(台湾;中華人民共和国
※2)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
habbohotel.
com.ua(ウクライナ)→
com(アメリカ合衆国)にジャンプ
habbohotel.
com.ve(ベネズエラ・ボリバル共和国)→
es(スペイン)にジャンプ

ここでの注目ポイント
・アルゼンチン共和国はプロテクトの意味もsulakeとの関連も不明。
・スペインは第二レベルドメインも取得しているが
es に転送している。
■ 汎用ドメイン
habbohotel.
biz(商用)→ファイルはあるがHabboホテルとの関連は見受けられず
☆
habbohotel.
info(インフォメーション)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
☆
habbohotel.
name(個人用)→ジャンプなし&ファイルなし
☆
habbohotel.
net(ネットワーク)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
☆
habbohotel.
org(組織・団体)→ジャンプなし(ドメイン管理会社の広告)
☆

ここでの注目ポイント
・すべてsulakeとの関連は不明。
・
biz はアメリカ合衆国の個人(喫茶店経営?)が持っている。
・
info はアメリカ合衆国の個人が持っている。
・
name はスペインの個人(eラーニングの専門家?)が持っている。
・
net は全く不明。2006年まで有効。2005年3月14日に契約更新されている。
・
org はアメリカ合衆国の会社(サーバー運営&ドメイン取得)が持っている。
※1
「英国」または「イギリス」を「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」とするのが日本政府の解釈となっており、世界的にも
United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland の略式として通用する
uk が英国を指すカントリーコードとして普及しています。
gb も英国を指す場合が多いのですが、
ISO 3166-1 ではイングランド、北アイルランド、スコットランド、ウェールズの諸地域は全て
uk として定義されています。
アイルランド共和国法ではアイルランド島全土の領有権を主張していますが、北東部は「北アイルランド」と呼ばれ英国の統治下にあるため、アイルランドのカントリーコードは
ie、北アイルランドは
uk となっており、国連やEUでは「アイルランド共和国」ではなく「アイルランド」として登録され、日本政府でも後者を用いています。
※2
台湾は独自のカントリーコードを割り当てられていますが、
nu(ニュージーランドのニウエ)や
hk(中華人民共和国の香港)のように地域を指していると解釈されます。
よって、
tw ドメインの管轄‘国’は中華人民共和国と解釈するのが正しいと思われます(実際の管理は台湾が独自に行っている可能性が高いです)。

個人的な感想:
ニュージーランドの第一レベルドメインが
nu になってるところが面白いです。
ニウエって。。。
そして、
co.nz では取ってるのかよ。。。orz
tv は絶対ツバル(の国)とは関係ないな。。。
Habboホテル系のテレビ局(または番組)を計画しているのかしら。
恐るべし。
at と
co.at の両方を取ってるオーストリア共和国も用意周到ですが、
com.es から
es にジャンプするスペインは良いとして、
com.sg も
sg も両方生きているシンガポール共和国ってどうなのよ?
同じファイルを別のディレクトリに同時にアップしてるの?
偽装には見えないんだけど…(そのうち調べます…)
総合すると、共産主義国家や軍事政権下にある国のドメインがアメリカ合衆国に転送されている点に驚きを感じています。
まぁ、そのような国々において純資本主義的な価値観で成り立つHabboホテルのサービスがスタートできるのかどうかは別問題ですが…。
ホントは英国の定義やソ連についてなど政治的な部分は避けて通りたかったのですが、何せwebの規格なんて後付けで国際情勢が先行しますので誤解が生じぬよう細心の注意を払った次第です。
ま、これまでここまでの資料はなかったわけで、ある方面の方々にはとても便利な資料となるはずと自負しております。
(ちなみに、ついでに数えてみたら、私個人の持ってるドメインは41個でした。資源の無駄遣いですな

)